【K-POP入門】 「カムバック」って何のこと?
日本とはさまざまなちがいがある韓国の音楽業界。
私はSEVENTEENを知るまで、ふだん聴くのは邦楽ロック一辺倒(たまにアニソン)だったので、いまだによくわからないK-POP用語がたくさんあります!
今回は、そんなK-POP用語の「基本のキ」をご紹介。
みんな知ってることばかりとは思いますが、初心忘れるべからずの心でご笑覧いただけますと幸いです^^
K-POPではテスト頻出の重要用語「カムバック」も、日本では聞きなれない表現のひとつ。はじめて聞いたときは、「へ~、このアイドルって活動休止してたんだ~」って思っていました。笑
日本のだと、まずシングル曲をリリースして、いくらか曲がたまった時点でアルバムをリリースするのが一般的です。
(音楽配信需要が高まり、徐々にこうしたリリース形態が崩れつつありますが。)
しかし、これは日本独自のリリース形態であって、世界共通ではありません。
欧米のアーティストだと、アルバムリリースと同時、もしくはアルバム発売後にシングルカットすることが多いようです。
調べてみるまで知らなかったんですが、日本の音楽市場はアメリカに次いで世界2位の規模があるそうです。
私たちにとっては「あたり前」のシングル→アルバムのリリース形態も、独自の巨大なマーケットがあるからこそ成り立つものであり、世界的に見れば日本のほうが「変わってる」のかも。
韓国の場合は、シングルCDという形態そのものがありません。
音源はいずれもアルバムもしくは、4~5曲程度が収録されたミニアルバムという形態で発表されます。
K-POPアイドルはアルバムをリリースすると、「ショーケース」と呼ばれる新曲発表コンサートを皮切りに、韓国で放送されている音楽番組に一斉に出演します。
そして、約1か月ほどの間、精力的にプロモーションを行うと、ふたたびつぎのアルバムの制作期間に入る。制作期間中は年末の特別番組を除いて音楽番組への出演がなくなります。
そのため、本格的なテレビ露出のはじまるアルバムリリースのことを「カムバック」と呼ぶようです。
制作期間とは言っても、バラエティ出演やらコンサートやら海外活動やら…めちゃくちゃふつうにアイドルやってるわけなので、まったく空白期間という気はしないですよね。
私が親しんでいた邦楽ロックだと、アルバムリリース→プロモーション→全国ツアーまでが、アルバムのリリース活動としてひとまとまりになっています。
アーティストにとってファンやリスナーと触れ合うための時間は、テレビ出演よりコンサート現場だと思ってきたので、ワールドツアー中もセブチが「はやくカムバしてCARATにお会いしたい」と話しているのを聞いて、不思議だな~って思ってました。
いままさに、会ってる最中じゃん!って。
このへんの感覚の違いは、韓国の音楽番組のランキングが、ファン参加型のつくりになっている影響もあるのかも。
ファンの後押しもランキング1位を獲得するための大きな要素になるようなので、いわばカムバはファンとの二人三脚、ファンとアイドルとの最大の共同戦線という感じなのかもしれません。
はてさて、そんなこんなでSEVENTEENのカムバックも11月6日に決定!
世界中をまわりながら、セブチたちが一生懸命準備してきたセカンドアルバム、どんな音楽がつまっているのかとってもとっても楽しみです。
私はまだまだ韓国の音楽ランキングの仕組みとか???な部分が多いのですが、せめてちゃんとCDを買って、セブチのことを応援したいと思います^^